M.K.さん(3期生)

簡単に自己紹介をお願いします。

現在は日系コンサルティングファームにてコンサルタントをしています。薮中塾には2017年から2018年にかけて、1年間参加しました。卒塾して…もう3年になりますかね。今日はよろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いいたします。早速ですが、薮中塾に参加した理由を教えてください。

はい。学生時代の過ごし方が大きく影響しています。大学では中国語や中国経済について学んでおり、1年間、北京大学に留学する機会にも恵まれました。その留学が人生最大の転換点となりました。特に、様々な留学生と出会う中、多様性や積極性が重要だと感じるように。帰国後、更に視野を広げるべく、在日米国大使館等が主導する官民パートナーシップに参加しました。そこで出会った方から薮中塾のことを教えてもらい、次なる挑戦の場として薮中塾への応募を決めました。ただ誘われたからというわけではなく、留学を通して感じた中国文化の魅力や凄まじい技術革新等、リアルな中国をより多くの学生に知ってもらいたいという思いがありました。

様々な経験が薮中塾につながっているんですね。新しい環境に飛び込んでいくモチベーションはどこにあったのでしょうか。

今まで自分がやってきたことを次の経験に活かしたいという思いがありました。一つ一つの経験を「点」ではなく、自分らしさや強みとして「線」として描いていきたい。自分の可能性をもっともっと広げるために、まずはチャレンジしないと始まらない。薮中塾への挑戦もそうでした。また人との縁を大切にしていたおかげかもしれませんね。人に繋げてもらったこと、紹介してもらったことは何かしらのご縁がある。そのようなご縁を逃したくない想いがありました。

現在はコンサルタントをされているとのことですが、なぜその仕事を選ばれたのでしょうか。

文系からITコンサルへ、不思議ですよね。薮中塾で過ごした1年で、コミュニケーションが好きだということ、そして、新しい領域を学んでいくことが好きだということが分かりました。その延長で、様々なお客様や領域と出会い、自分の専門性を軸に知識やスキルを積み重ねていける仕事に携わりたいと考えるようになりました。コンサルタントは、時代の流れやその先を掴むことが不可欠な仕事であると同時に、自分の専門性を武器にできる仕事でもあります。自分の専門性でお客様の課題解決をサポートしたい。そう思い、コンサルタントを目指しました。

ありがとうございます。薮中塾で得られたものはありましたか?

3つあります。1つ目は自分と関係のない領域に飛び込んだり、薮中塾に入らないと知り得なかった新しい領域にチャレンジできたことです。薮中塾の人たちって、志があったり知的好奇心旺盛である点が共通する人は多いですが、専門領域はごちゃまぜです(笑)。同期にいつも刺激をもらっていました。自分と関係ないから自信がなくて、興味が湧かなくて…というのはもったいない。みんな専門領域が異なるから、お互いを知らざるを得ない状態で学ぶことが出来るのは薮中塾のいいところですね。
2つ目は、自分の意見を持つということです。薮中塾では一人一人が自分の意見を持っていて、同時にお互いの意見を尊重し、傾聴力も高い。社会に出ると、人によっては会社名や役職というフィルターが入ってしまうことがありますが、純粋に自分はこう思うということを主張する、そしてしっかり聴く習慣がつきました。
3つ目は仲間が出来たことですね。私の場合は、社会人になってから学生時代のコミュニティは薄れ、徐々に会社のコミュニティへと移っていきました。そんな中でも、薮中塾の同期とは今でも頻繁に会っていて、会社の外で悩みや志を打ち明けて共感や議論できる場所ができたことは、一番の財産になっています。

薮中塾で得られた関係性は長く続きますよね。コロナもあって開催できていませんが、現塾生と卒塾生が集まって、定期的に東京会なども開かれています。最後に、入塾を考えている方へメッセージをいただいてもよいでしょうか。

入塾を悩んでいる人、自分でも大丈夫か…と尻込みしている人へ。
「まずやってみればいいじゃん!」
薮中塾を知っている時点で(このページを見てくれている時点で)、あなたは薮中塾とご縁があると思いますよ。だから、1回チャレンジしてみてはどうでしょう?そして、応募の覚悟を決めた人には選考があります。選考では面接やディスカッションもあるかと思いますが、塾生になった気持ちで自分の主張や考えをESや面接で存分に伝えてみてはいかがでしょうか?結果はどうあれ、その一歩はあなたにとって決してムダにはなりません。自分の考えや自分の専門性について考え直す場になるからです。ぜひ積極的に応募してもらえると嬉しいです。塾生一同、あなたにお会いできることを楽しみにしていますよ。